年末、慌ただしく銀行へ走っている方も多いのではないでしょうか。
Studio Amaneのあまねです。
私も先日、新券への両替や、災害用現金の準備で銀行へ行ってきました。
でも、今回準備したのは「お年玉」や「買い物」のためのお金ではありません。
「いざという時、私たち夫婦を守ってもらうため」のお金です。今日は、夫が海外赴任中に聞いた「伝説」と、昔出会った資産家の教訓から学んだ、「お金を『盾(シールド)』にする」という考え方についてお話しします。
ジャカルタの「ばら撒き伝説」
話は10年以上前に遡ります。
当時、夫はインドネシアのジャカルタに駐在していました。
経済が成長していた時期らしく、非常に活気あふれる街でしたが、それ以前にはまだ政情が不安定な時期もあったそうです。そんな中、現地の駐在員たちの間で、まことしやかに語り継がれていた「伝説」がありました。
「車には常に、小額紙幣を積んでおけ」
「いざとなったら、それを窓からばら撒いて逃げろ」
まるで映画みたい!と思ってしまうようなお話ですが、暴徒に囲まれたり、理不尽な検問に遭ったりした際の、極めて実践的なサバイバル術だったとか。
群衆がお金を拾っている間に、その隙を突いて逃げる。
つまり、「お金を捨てて、命(時間)を買う」。
お金を「買い物をする道具」ではなく、「身を守るための道具」として扱う、という究極のリスク管理です。
資産家のポケットはなぜ膨らんでいる?
もう一つ、私が学生時代にアルバイト先で見た、ある資産家のおじいさんの話を思い出しました。
その方は、まるで手品のように、胸ポケット、ズボンのポケット、カバン……と、あちこちから無造作に一万円札を出してくるのです。
「あちこちに入れているから、いくら持ってるか分かんなくなっちゃうんだよね(笑)」
当時は「豪快な人だな」としか思いませんでしたが、今ならわかります。
あれもまた、無意識の「リスク分散」だったのです。
もしスリに遭っても、強盗に遭っても、財布一つを奪われただけで「全財産」を失わないようにする。
「一箇所にまとめない」ことが、最強の防御になるんですね。
平和な日本の「捨て金(ダミー)」戦略
「ここは平和な日本だし、関係ないわ」
そう思うかもしれません。でも、最近の物騒なニュースを見ていると、そうも言っていられない気がします。
そこで我が家では、これらの海外や富裕層の教訓を、今の生活に応用することにしました。
名付けて、「泥棒への手切れ金(捨て金)」作戦です。
- 考え方: もし家に泥棒が入った時、家の中のものを壊されたり、よりいっそう荒らされないようにする。さらに、長居されて鉢合わせした挙句、危害を加えられたりするのを防ぐ。このため、「持って行っていいお金」をあえてわかりやすい場所に置く。
- 実践: 災害用備蓄とは別に、数万円程度の現金を「ここなら見つけるだろう」という場所に置いておく。
「これを持っていって、どうぞお引き取りください」
被害を最小限に抑えるためのコストだと考えれば、安いものです。
ジャカルタの「ばら撒き伝説」と同じで、「お金を盾にして、生活を守る」という発想ですね。
年末、銀行へ急げ!
そんなわけで、私が銀行で用意したのは、ピカピカの一万円札だけでなく、使い勝手のいい「千円札」の束です。
- 災害時、お釣りが出ない自販機や売店で使うため。
- いざという時、誰かに助けを求める「交渉カード」にするため。
- そして、家を守る「ダミー」にするため。
「お金=消費」という思考を捨てて、「お金=お守り」として整えてみる。
今年の年末は、大掃除と一緒に「お金の配置」も見直してみませんか?
読んでくださっているあなたへ
銀行の窓口やATMは、年末にかけて激混みします。
「守りの現金」、準備するなら今週中が勝負ですよ!
(※防犯上、我が家の具体的な保管場所や金額はヒミツです。みなさんも、SNSなどで「タンスの2段目!」とか書かないように気をつけてくださいね!)
