みなさん、パソコンのファイル管理、どうしていますか?Studio Amaneのあまねです。
私たち50代がパソコンを触りはじめた頃。
Windows95やXPの時代。
あの頃って、こんな鉄則がありませんでしたか?
「大事なファイルは『マイドキュメント』に入れてはいけない」
「Cドライブ直下や、Dドライブに避難させるべし」
これ、懐かしいですよね。
「ウイルスは標準フォルダを狙うから」というのが当時の常識でした。
私もその教えを忠実に守り、長年「マイドキュメント(ドキュメントフォルダ)」は空っぽにして使っていました。
…ところが、です。
今回、ブログ用のフォルダ整理についてAI(Gemini)に相談したところ、この常識をバッサリと否定されてしまったんです。
今日は、私の脳内OSが20年ぶりにアップデートされたお話です。
きっかけは「ブログ素材」の置き場所
ことの発端は、このブログで使う画像や原稿を入れる「お仕事フォルダ(Studio_Amane)」を作ろうとした時でした。
私はいつもの癖で、ドキュメントフォルダとは別の場所に新しいフォルダを作ろうとしていました。
「ピクチャとかビデオとかと混ざると嫌だし、セキュリティ的にも標準フォルダは避けた方が無難よね」
そう思って、念のため相棒のGeminiに「フォルダ構成、これでいいかな?」と聞いてみたんです。
すると、秘書と化したGeminiから予想外の答えが返ってきました。
大事な仕事のデータだから、ドキュメントフォルダとは別の場所に隔離しようと思うんだけど、どうかな?



編集長、お待ちください。それは推奨しません。 現代のWindowsでは、『ドキュメント』フォルダの中に入れるのが、セキュリティ上も管理上も正解です
えっ? でも昔は『マイドキュメントは狙われるから危険』って言われてたよ?



その知識は、Windows XP時代のものです(キリッ)。 現代のウイルスは場所に関係なく全ファイルを狙いますし、今のWindowsはむしろ『ドキュメントフォルダ』を最優先で守るように設計されているんですよ
なぜ「マイドキュメント」が正解なのか?
いやぁ本当にびっくりしました。今までずーっと良かれと思ってやっていた「避難」が、現代では意味がないどころか、逆に不便だったなんて。
Gemini先生が教えてくれた「現代の常識」はこうです。
- ウイルスの進化: ランサムウェアなどの今のウイルスからは、置き場所を変えても隠れられない。
- Windowsの守備力: 「ランサムウェア防止機能」は、標準のドキュメントフォルダを重点的に守っている。
- バックアップの基本: GoogleドライブやOneDriveなどのクラウド同期は、「ドキュメント」の中身を自動で守るのが得意。
つまり、勝手に独自の場所にフォルダを作ることは、「警備員(Windowsセキュリティ)が巡回している安全な部屋から出て、勝手に裏庭にテントを張るようなもの」だったんです。
「マイデータ」の金庫として使い倒す
というわけで、私は20年来の癖を矯正し、すべてのデータを「「ドキュメント」フォルダ」に大移動させました。
PCの「ドキュメント」
└ Studio_Amane (ブログの原稿も画像も全部ここ!)
└ 医療(診断書や領収書データ)
└ 家計(レシートや請求書)
画像も、Wordも、PDFも。ファイルの種類に関係なく、「私が作った大事なデータ」はすべてドキュメントという「メイン金庫」に入れる。
やってみると、これが快適なんです。
「あのファイル、どこだっけ? ピクチャかな? Dドライブかな?」と探す時間がゼロになりました。
「とりあえずドキュメントを開けば、私の全てがある」という安心感。これは目からウロコでした。
読んでくださっているあなたへ
パソコンのOSは勝手にアップデートされますが、私たちの「知識」や「思い込み」は、意識しないと古いままなんですよね。
もし、私と同じように「マイドキュメントお断り!」という同世代の方がいらしたら、ぜひ一度、フォルダ構成を見直してみてください。 「ドキュメント」フォルダ、意外と頼りになる金庫かもしれませんよ。
